「約定」とは、注文が成立する事を意味します。
また、その注文が成立する能力を「約定力」と呼びます。
「約定力」は数値で測る事が出来ない為、注文を出してから注文が成立するまでの項目を総合的に評価する必要があります。
約定力をチェックするポイント
- 約定までの時間
- スリッページ(注文価格と実際に約定した価格の差)
- 約定拒否の頻度
例えば1ドル101,560円の時に買いの成行注文を出した場合に約定まで2秒かかったら、それが「約定までの時間」となります。
そして、約定した時の1ドルの価格が101.568円だった場合「101,560 – 101.568 = 0,008」が注文時に指定した価格との差(スリッページ)となります。
また、注文したにもかかわらず約定しない場合があります。これを「約定拒否」と呼びます。約定拒否は、指標発表時など価格が激しく動いている時に発生しやすい傾向があります。
約定力の違いは、海外FX会社が顧客からの注文をどう処理しているかによって異なります。
FX会社が顧客注文を受けた場合の処理には、大きく分けて2種類の方式があります。
OTC方式相対取引で、ディーリングデスクで人手を介する方式
NDD方式ディーリングデスクがないか、プログラム処理されたもので、人手を介さない方式
海外FXのOTC方式の場合、約定レートが極端に悪くなる場合があるため、海外FX業者を選ぶ際はOTC方式のところは避けた方が無難です。